2013年12月30日

クリスマス

クリスマス



今更ですがクリスマスの話

去年の騒がしいテッサロニキでのクリスマスとはうって変わって今年は静かなクリスマス

一緒に住んでいるジェーンとマイクと3人でクリスマスディナー、プレゼント交換をして、翌日教会のミサにいきました
こちらにきてからたまに日曜礼拝にいきます
私にとっては神社も寺もモスクもシナゴーグも教会もどれも同じ棚にある興味の対象です
祈りの営みのある空間は外とは違います
土地と建築と集まる人とがあるコードをつくっていて
そこに入ると指図されなくてもそれに従うことになる
現代の聖堂いわれるミュージアムにも通じるところがあって
教会観察はおもしろいです

話がずれましたクリスマス
日本では恋人同士のロマンチックなイメージですが
こちらでは家族で過ごす、日本のお正月のような感じです
11月くらいからそわそわし始めて
イルミネーションが始まって
12月になるとクリスマスプレゼント商戦が盛り上がって
クリスマスプディング、ミンスパイがやたら棚に積まれて
モルトワインの香り漂うクリスマスマーケットが出没して
モミの木抱えて帰る家族連れが微笑ましくて

そうこうしているうちに当日になって
25日になると電車もバスも止まり店も閉まり
プレゼントを開けたりお母さんのクリスマス料理を食べたり
外を散歩したり家族との時間を楽しむようです

牧師さんはミサのお話のなかで
プレゼントもクラッカーもターキーもテレビの特番も全部がクリスマスの要素
だけど忘れちゃいけないのはすべてはイエスキリストの誕生から始まった
彼が生まれたことで世界がまわりはじめ、彼の受難が罪深いわたしたちを生かしている
そうです

現在のクリスマスは商業的とかコカコーラサンタとかいわれますが
史上類をみない消費社会に生きているので経済的な要素が強いのは当然かもしれません

クリスチャンでもないのにクリスマスなんてという方もいるかもしれませんが
この時期に何かしらイベントは必要なんだと思います
ドライフルーツとスパイスのたっぷり入ったお菓子は日光不足(ビタミン不足)を補って身体を温める
クリスマスの伝統料理は寒い冬に必要なカロリーたっぷり
クリスマスへのわくわくが冬の落ち込み病(Seasonal Affective Disorder; SAD)を和らげる

県大のオリエント文化論で立田先生が
クリスマスの起源はミトラ教のお祭りで、キリストが生まれたのは12月25日ではないといっていた
ミトラ教は太陽を崇める東方宗教でペルシャのゾロアスター教の影響を受けている
キリスト教がローマの国教になる前にローマ帝国で信仰されていた
太陽の力が一番弱くなるこの時期
太陽が一度死んでまた生まれ変わるその祭り
そんなようなことを言っていた気がする
そのころ特に古代宗教に興味をもっていたので覚えてる
冬至が来るとに思い出す


クリスマス








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